令和7年4月20日(日)に行われた応用情報技術者試験の解答速報です。試験の難易度が分かる試験講評、ご自分の回答を入力すると予想得点が分かる自動採点サービスも。
大手スクールの解答速報
スタディング
スマホ1台あればどこでも応用情報技術者の試験対策ができるスタディング。解答速報のほか、自動採点サービスも実施。
スタディング | |
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資格の大原
応用情報技術者講座を開講する資格の大原による解答速報です。
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TAC
同じく応用情報技術者講座を開講するTAC。希望者に「本試験分析資料・解答例(PDF)閲覧サービス」も実施(要エントリー)。
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iTEC
IT資格の講座を開講するiTEC。午前問題の自動採点サービスと午後問題の解答速報を公開します。
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模範解答(正解)
応用情報技術者試験を実施する「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」による模範解答です。
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過去問題 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
www.ipa.go.jp

今後すべきこと3つ
不合格が確実で、実力不足を痛感している受験生の方
「今回の出来では厳しい」「合格ラインには届かなかったかもしれない」と感じている方も多いはずです。悔しい思いは誰しも経験するものですが、そこからどう立ち直り、次に向けた準備を始めるかが合格への分かれ道になります。
今回の試験で自分の実力不足を痛感した方こそ、冷静に現状を振り返り、次回の試験を確実に突破するための準備を始めてください。
試験内容を振り返り、苦手分野を明確にする
解答速報をもとに自己採点を行い、どの分野で得点できたのか、逆にどこで落としてしまったのかを冷静に分析してください。
午後試験で選択した問題の記述が的を射ていたか、論点を外していなかったかなど、記憶が新しいうちにまとめておくことが大切。とくに応用情報は出題範囲が広いため、重点的に取り組むべき分野を早期に特定することが、次の学習効率を左右します。
また、受験時の体調や時間配分の失敗など、試験技術的な要素もメモしておくと良いでしょう。自分の弱点を「見える化」することで、具体的な学習戦略が立てやすくなります。

再受験の決意と学習計画の再構築
「今回は残念だったが、次回必ず合格する」と強く決意することが、再スタートの第一歩です。モチベーションが下がりやすい時期だからこそ、半年後・1年後の目標を明確に設定しましょう。
次回試験までの期間を逆算し、1〜2ヶ月単位で中期的な計画を立て、そのうえで週単位の短期計画を組み立てていくのがおすすめです。最初の1ヶ月は午前問題の弱点克服に専念し、その後午後対策にシフトするなど、メリハリのあるカリキュラムにすると無理なく学習が続きます。
特に午後試験では論理的思考力と記述力が問われます。これらの力は一朝一夕では身につきません。早めに取り組み、模範解答と照らし合わせながら改善していく姿勢が合格への近道になります。
学習環境の見直しと強化
今回の結果が不本意なら、勉強方法や学習環境を見直す良いチャンス。もし独学で限界を感じていたなら、通信講座の利用を検討してください。
応用情報試験に特化したカリキュラムを持つ講座では、出題傾向の分析、過去問の詳細な解説、午後問題の記述対策など、独学では手が届きにくい部分を補強できます。
たとえば、動画講義でポイントを押さえながら学習を進めたり、質問サポートや模試によって実戦力を磨いたりと、通信講座ならではの強みを活かすことが可能です。
また、忙しい社会人や子育て中の方でも、スキマ時間を活かして無理なく学習できる環境が整っている点も大きな魅力です。

自分に合った通信講座で、再挑戦への準備を整えてください。
試験で悔しい思いをした今こそ、次の合格に向けた第一歩を踏み出す絶好のタイミングです。失敗を恐れず、今回の経験を次に活かす姿勢が合格者と不合格者を分ける大きな違いになります。
「次こそは受かる!」という気持ちを胸に、少しずつでも前に進みましょう。あなたの努力は、必ず未来の合格につながります。

合格ライン上の付近にある受験生の方(つまり合格か不合格か分からない)
応用情報技術者試験を受験し、自己採点の結果が合格ライン付近、つまり「受かっているか落ちているか分からない」という微妙なラインにあると、合格発表までの期間が非常に長く、不安を感じる方も多いはず。
しかし、この期間をただ待つだけでなく、有意義に活用することで、今後の学習やキャリア形成につながります。
自己採点の記録を残しておく
午後試験の記述解答や設問ごとの根拠など、思い出せる範囲で記録を取っておきましょう。
今後、出題傾向の把握や自己分析に活かせるだけでなく、仮に不合格だった場合も、再チャレンジの際に貴重なデータとなります。正答速報が出そろったタイミングで再確認しておくのもおすすめ。

記憶が鮮明なうちにやるのがポイントです
学習リズムを完全には止めない
合否に関わらず、一定の学習リズムを維持しておくことで、脳の情報処理力や思考のキレを保つことができます。
たとえば、週末に過去問を1問解く、情報セキュリティ関連のニュースをチェックするなど、軽めのアウトプット・インプットを続けることで、次に向けた力を少しずつ蓄えておけます。

一度ゼロからの再始動となると負担が大きいため、週に1〜2回だけでも過去問を解くなど、勉強を継続するクセをつけておきましょう。
今後の学習計画や次の資格も視野に入れる
このタイミングは、自分のITスキルやキャリアプランを見直すよい機会でもあります。合格していればST(ITストラテジスト)やSC(情報処理安全確保支援士)、合格していなかった場合はFE(基本情報)の復習やG検定などへの挑戦といった次の一手を考える時間に使いましょう。
モチベーションを維持するうえでも、将来に視点を向けることは大切です。
このように、合格か不合格か判断しづらい期間であっても、落ち着いて前向きに過ごすことが、結果を問わず次のステップをスムーズに踏み出すための鍵になります。合格発表をただ待つだけでなく、「その後」に備えて動き出してみてはいかがでしょうか。

合格が確実な受験生の方(合格見込みの方)
応用情報技術者試験を受験し、「これはもう合格確実だろう」と感じている方にとって、合格発表までの期間は気持ちに少し余裕ができるタイミングでもあります。
しかし、ただ待っているだけではもったいない時間です。合格を見込んでいるからこそ、次のステップへ向けて行動を始めておくことが、今後のキャリアに大きな差を生みます。
次に挑戦するIT資格を検討し、計画を立てる
応用情報はスキルレベル3であり、情報処理技術者試験においては中堅クラスの位置づけです。合格見込みがある今こそ、スキルレベル4である高度試験(情報処理安全確保支援士〈SC〉、ネットワークスペシャリスト〈NW〉、ITストラテジスト〈ST〉など)へのステップアップを考えるチャンスです。
ご自身の業務や興味に合った分野を選び、試験時期や出題傾向を調べて、学習スケジュールを組み立て始めておくとスムーズに移行できます。
得た知識を実務や転職活動に活かす
応用情報は国家資格であり、評価されやすい資格です。合格が見えてきた段階で、社内での報告や昇進制度に関する確認、社外転職の視野なども含めてキャリアの棚卸しをしておきましょう。
資格取得を前提に履歴書・職務経歴書を更新し、ポートフォリオやスキルシートにも反映させておくと、実際の転職活動が必要になった際にも慌てずに対応できます。
学習の記録やノウハウを整理しておく
試験勉強を通じて得た知識、役に立った参考書や講座、試験での手ごたえや注意点などを文章にまとめておくことで、自分の記録にもなりますし、これから受験する人にとっても貴重な情報になります。
ブログやSNSでの発信もおすすめです。また、自分自身が次の試験を受ける際の学習効率アップにもつながります。

noteとか、いいお小遣いになりそう。
このように、「合格確実」と感じたそのときこそ、次に向けて一歩踏み出すチャンスです。
応用情報技術者試験は、IT資格の中でも基礎から応用まで幅広い力を求められる試験です。その力を活かし、さらなるスキルアップ、キャリアアップを目指してください。